天井にいた蜘蛛がうまく捕獲できた便利グッズ




 さてさて皆さん、婆さん(私)の小学生時代というと、戦後ということになるんだわ。


日本が戦争に負けてね、全てがごった返しというような状況だった。


市場のお惣菜やなんか、ハエがいっぱい旋回していてね、天井からハエ取り紙が何本もぶら下がっていて、そこにハエがいっぱいくっついて、モガモガ動いていたりしたんだわ。そんな環境で育ったから、虫は平気さ。ゴキブリも平気さ。蜘蛛(くも)もね。


ところがだよ、オッホン! オッホンは余計か、それから、60年も経って孫の代になると、ゴキブリでも見ようものなら、

「キャァー、ばあ、はよはよ来て!どうかして!」と、大騒ぎ。


なんじゃい、こんな時だけ呼ぶのかよと、思いつつ、婆さんは、シューと、殺虫剤を吹きかける。


だが、世の中よくできたもの。孫も一計を案じたのか、虫取りグッズをネットで買っていたんだ。


それが上の写真だよ。


この間、天井に蜘蛛が這っていたのさ。「キャー、蜘蛛がいる」と騒ぐので、婆さんは、家には座敷箒がないし、椅子に登らなければ手は届かないし、椅子に上がるのは、ちと危険なのさ、年齢的に、と、困っていたら、孫が虫捕獲グッズを出してきたのさ。こんなもの初めて見た。でもよく出来てる。易々と蜘蛛を挟んで、そのまま外に放してやったよ。殺さないで生きたまま逃してやれたし、めでたしめでたしだった。


よくそんなグッズ見つけたね。


必要は、発見の母か🤱

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