西行の和歌(寂しさに耐えたる人のまたもあれな・・・) 1

 皆さま、寒中お見舞い申し上げます。

私、ついこの間までやっていたブログ、年会費払い忘れていて、全てがパーになってしまいました。そしたら、bloggerという無料のblogみつけまして喜んでこちらに鞍替えしました。

     ×       ×        ×

今朝5時過ぎに目が覚めまして、ふと西行の歌を思い出したのです。

寂しさに耐えたる人のまたもあれな

     庵ならべん冬の山里

             西行

西行をもってしても、冬の庵は寂しかったのだ。庵の寂しさが、ぐっと私の心に迫ります。私の心も寂しい。若かりし日、西行の跡を訪ねて、吉野の西行庵を訪ねたことが思い出されました。尾根をちょっと下ったところの寂しいところでした。

当時は、屋根も崩れ落ち、廃屋寸前の姿でした。

なぜか、この西行の歌は、壮年の頃に詠まれた歌のように思われます。壮年の力が奔出してると感じます。

西行様、850年を遡って、今、私は、あなたの元に参ります。どうか、お側においてくださいませ。


コメント

このブログの人気の投稿

白髪隠しに帽子を被る

掌編小説 「ノストラダムスの予言」