藤沢市白旗神社の藤 義経の生首のたどり着いた神社
昨日(2022.4.30)はいいお天気だったので、白旗神社の藤の花を見に行きました。ここの藤の花の房が長いというので、興味を持って見てきました。
確かに房は長かった。
以前東京の亀戸天神の藤の花を見に行ったことがありますが、ここは東京一の藤の名所と言われるだけあって、藤棚がたくさんあってそれはそれは見事でした。
白旗神社の場合は、藤色の藤棚が一つと、白色の藤棚が一つありました。
白旗神社は源義経の生首が、鎌倉の腰越から流れ着いたといういわれのある神社です。
腰越で捨てられた義経の生首が海の方に流れなく、境川を遡って白旗川に入り、川の流れにも逆らって、白旗神社にたどり着いたとは、なんという執念でしょう。
義経の首は、川の流れに逆らって、きっと口を結んで前をにらみつけ、どんな思いでこの神社にたどり着いたのでしょう。
真実は誰かが義経の首を大切にこの神社に運んできたのかもしれません。頼朝の逆鱗に触れないように、こんな伝説が出来たのかも知れません。
悲しい思いがします。
近くに義経首洗い井戸というのがありますが、まだ私は見ていませんが今度、見落とさないように寄ってくるつもりです。
生首を水で洗うのですね。残酷な光景です。
【義経と弁慶】
ちょうど今日「鎌倉殿の13人」で、木曽義仲の息子の生首が頼朝の前に運ばれてくる場面を見ました。木の桶のような形をしたものに入れられていました。
日本人て残酷ですね。ああいやだ。
この神社に芭蕉も来たらしい。句碑がありました。
草臥れて(くたびれて)
宿かる比(ころ)や
藤の花
芭蕉
芭蕉もちょうど今頃白旗神社にたどり着いてここで一夜の宿を借りたのだと思うと感無量です。
本殿は階段を上がって上にあります。そんなに大きな神殿ではないのですが、霊験あらたかな感じがいたします。
五月晴れの境内には、こいのぼりが勢いよく泳いでいて、気持ちのいい思いでした。
私は左ひざが痛く、階段を降りるときは、手すりに寄りかかり、一段ずつ両足を揃えて降りねばなりません。
道を歩くのもよろつきながら。そしていつも一人旅。
バス停にたどり着いて、ほっとしてベンチに腰掛ける。
これが84歳私の今である。
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