太宰治「人間失格」の感想



 

図書館に行くと活字の大きい本があって、パッと目に着いたので太宰の「人間失格」を借りてきました。

活字が大きくて字の色が濃いのは、大助かり。

スラスラと読めました。

「第一の手記」のところはおかしくておかしくてゲラゲラ笑ったのです。

こんなにゲラゲラ笑わせてくれるなら、楽しいなと思っていたのですが、

「第二の手記」「第三の手記」は、私の肌には合わなかった。

私も、聖人君子的生き方には程遠い生き方をしたと思っているけれど、まだまだ普通の人間で、強い人間なのだと思わされる。

若い時に読んでちっとも傾倒させられなかったけど、長い人生を経てきた後に今読めば、思いも変わるかと読んでみたけど、変わらなかった。

やっぱり、性格の違いなのかあと思う。

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