【NHK スペシャル】 見えた 何が 永遠が~立花隆 最後の旅~

 先日、NHKで立花隆を久しぶりに見ました。生前は立花隆の言うことに耳を傾け、彼の言うことは、私にとって、世の出来事を解釈するための指標となっていました。その前には筑紫哲也。小田実。みなこの世を去ってしまわれました。

 この間のNHKスペシャルを見て驚いたことは、20万冊あった蔵書が、死後すべて無くなり、書棚が寒々しい空っぽになってることでした。その上、尚も驚いたことは、遺骨は「ゴミとして捨ててくれ」という遺言でした。もちろんそれはかなわず、樹木葬にしたようでした。

  確か、お葬式や坊主もいらないと言っていたように思います。

その徹底ぶりには驚いてしまいました。極めつけはやっぱり、「遺骨はゴミとして捨てる」という言葉でした。

万巻の書物を読み、考えつくした結果、そういう所に到達したのでしょうか。

私の夫も、お葬式や坊主はいらないと遺言していました。考え方によく似たところがあると思いながら、放送を見ていました。

私も、死んでしまえば、魂はなくなり、ただの抜け殻が物体として残るのみと思っています。でも、立花隆のように、「ゴミとして捨てる」という所まで徹底していないように思います。

考えつくし、研究しつくした結果、そういう所に行きついたということは、凄いことだと思います。




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