日テレ ドラマ 『ファーストペンギン』

 

昨夜日テレのドラマ『ファーストペンギン』の第2話を見ました。
このドラマ、第1話を見た時から大変面白いと思っていました。漁業を職業とする男たちや漁業組合のことなど、背景はおよそ華やかさのない舞台です。
綺麗なおべべを着て、都会的なマンションで繰り広げられる、スマートな男女が織り成すW不倫のドラマなどが好きな年寄りばあちゃんの私なのに、殺風景な漁港と雑然とした事務所などが中心のこのドラマに面白さを感じたのです。
昨夜第2話を見ているうちに、いや第1話の時からこれは事実を基にした話でないかと感じたのでした。
それで、ググってみるとやっぱり実話を基にしたドラマでした。堀内知佳さんという方が書いた『ファーストペンギン=シングルマザーと漁師たちが挑んだ船団丸の軌跡=』という本が売られているサイトに行き着きました。
それで、堀内知佳さんのことをウイキペディアで読むと、女優にも匹敵するような美しい30代の女性が現れたのです。
びっくりしました。
旧態依然の漁業組合に挑戦し新しい販売形態を作り上げ、成功し、今では会社を立ち上げ社長になっています。
ドラマでは面白おかしく喜劇風に仕立てていてます。しかし実際の行動は強い意志がなければ成功するものではありません。
私から半世紀後に生まれた女性。
時代に女性進出を認めようとする動きがあったとしても、誰もががちがち古い体制の漁業組合に切り込んで物流組織を変えることは出来なかったでしょう。
堀内知佳という女性の強い意志を感じます。
ヒロイン役の、奈緒、またその子供の役の子役が可愛い。悪役の組合長を演じる梅沢富美男も我らの世代では、親しい存在。TBSの「プレバト」では、梅沢が出るのと出ないのとでは面白さが100倍も違う。おばあちゃんのアイドル梅沢が出ているのもよい。
というわけで第3話も楽しく見ることにしましょう。

ファーストペンギンという言葉の意味を第一話で映像を見せつつ解説していました。
私はこの年にしてはじめて知りました。
意味を知らない方、知りたい方は調べてみてください。


コメント

このブログの人気の投稿

白髪隠しに帽子を被る

掌編小説 「ノストラダムスの予言」

西行の和歌(寂しさに耐えたる人のまたもあれな・・・) 1